電源は入るが、初期画面に移らないというトラブルはよくあります。多くはウィンドウズOS(基本ソフト)関連のトラブルです。とにかく一度拝見させてください。
パソコンの中のお客様のデータは失われないように退避・保管したうえで、診断、修理、テストを迅速に行います。この現象は、当方に持ち込まれる故障のうち一番多く見られる症状です。その現象として
- 電源を入れてNEC(例)のロゴが出て止まってしまう。またはブルースクリーンになって英字のメッセージが表示される
- Windows10の回復処理画面が出て、操作して次に進んでもしばらくすると元の画面になる。この繰り返し
- ようこそ画面にまで行くが、そのまま動かない
その他、様々な症状が見られます。いずれにしても、ユーザーアイコンが並んだホーム画面には行きつかないケースです。この原因は、電源を入れた後、正常にWindows10のスタート部分に引き継がれないことによって生じます。
根本原因は、Windows10の起動に必要なファイルの破損・紛失、電子部品の劣化、ハードディスクの故障などによっておこります。
OSの起動部分の障害
先日のお客様の例ですが、ノートブックPCの電源は入るが真っ暗な画面で止まったままという現象でした。原因を切り分けるため、分解してハードディスクを取り出し、性能チェックをかけました。
完全ではないものの使えないという状態ではありませんでした。そのハードディスクからは、お客様の作成したデータ(文書、写真など)を取り出して保管をしました。
その後、ハードディスクを正常のものに取り換えて、Windows10を導入しました。順調に導入が進み、ライセンス認証もOKでした。WiFi(Wireless Fidelity)によりネットに接続してWindows10のアップデートを行い最新状態にしました。
そのあと、ブラウザソフトのEdgeによってネットサーフィンなどをおこない、正常性を確認できました。ハードディスクを取り換えて新たにOS(Windows10)を導入して正常に動作するという事は、多分OSの起動部分の障害という事になります。ハードディスクもその障害を助長していた可能性があります。
その後、バックアップを取ったお客様のデータを戻し、Office2019を導入し、他の調整をおこなってお客様にお渡ししました。料金は税込みで¥20000頂きました。