パソコンが故障したが中のデータは取り出したいなどのご要望はよくあります。当方では救出専用ソフトで対応いたします。早めにご相談いただければ救出確率は高くなります。

例① コーヒーをこぼして電源が入らない

先日、比較的新しいDELL製のモバイルノートパソコンに誤ってコーヒーをこぼしてしまったというお客様が来店されました。2~3日は何とか使えていたとの事ですが今では全く電源も入らなくなったようです。

お客様には、ノートPCに液体をこぼした時にはすぐに電源を切り、バッテリーも外して、出来たら分解して扇風機で基盤を乾燥させるべきであると伝えました。今回の場合はそのまま使っていた為に電子部品や基盤内プリント配線がショートを起こして故障に至ったと思われます。

お客様は、このPCは修理して使う事はあきらめるが、中のデータは早く取り出したいとの事でした。中を分解してみると、記憶装置はハードディスクではなく、SSD、それもハードディスクと接続部分が同様なSATAタイプではなく、M.2タイプのものでした。

従って、このM.2タイプSSD専用のアダプターを使ってデータを取り出し、持ってこられた別のPCに移しました。料金は全部で¥8000頂きました。

例② ハードディスク故障だがデータは回収できた

極めて動作が不安定というNEC製の一体型パソコンが持ち込まれた。一応電源は入るので、データを取り出そうとしたが、フォルダーやファイルは表示されるが、全くコピーできない状態であった。

原因究明の為、一体型パソコンを分解してハードディスクを取り出してチェックすると故障レベルであった。しかしながら、ドライブは認識できるので、このハードディスクにデータ救出ソフトを当ててみた。

結果、中のデータは検出することができ、サンプル取り出しもできた。但し、データ量が膨大であったので、手持ちサルベージソフトの機能追加をソフトウェアベンダーから要求された。費用は約¥10000であり、これをお客様に伝え、購入が了承された。

追加機能をインストールし、データ救出作業を丸二日かけて行った。同時に本体のデスクトップパソコンの故障ディスクを正常なものに取り換えて(3TBのもの)Windows10を導入した。

救出されたデータを外付けハードディスク装置を介してWindows10の導入された本体デスクトップに運び込んだ。その後、Office 等のソフトを導入して修理は丸1週間近くかけて完成した。料金は救出ソフト、新規ハードディスク含めて¥42000頂きました。